2026年4月上旬、晴れ。東京都東村山市にある秋水園ふれあいセンターの満開のソメイヨシノ(染井吉野)。ソメイヨシノはいわずと知れた桜の代表的な品種。
同じソメイヨシノの枝。このソメイヨシノは樹齢がまだ若いためだろうか、元気はつらつと花を咲かせている。
ソメイヨシノといえば花見、花見といえば上野公園だが、森銑三著『明治東京逸聞史 2』(東洋文庫、1969年)の「花見」では、『寒川鼠骨集』を引き写しながら、明治34年(1901年)に上野に向かう花見客の様子を描いている。
「花笠を被つたのや、手拭頬かぶりで、三味線を抱えてゐるのや、上下でチヨン髷の武士や、月琴をさげてホーカイ節の風俗をしてゐるのや、思ひ思ひの扮装をした若い者が七八人、後れ馳せに駆けつけて、上野行の汽車に乗る。酒はどうした、といふ者があつて、誰が持つてゐるんだい、源ちやんだ源ちやんだ、どうしたどうした、という騒ぎをやつてゐる」(P46)。
明治東京逸聞史 2 - 平凡社


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