イングマール・ベルイマン監督によるスウェーデン映画『不良少女モニカ』(1953年)。まだ子どもっぽさの残る19歳の青年と17歳の少女による一夏の恋を描く。原作はペル・アンデルス・フォゲルストレームの小説。原題: Sommaren med Monika、英題: Summer with Monika。写真はハリー(ラルス・エクボルイ、左)とモニカ(ハリエット・アンデルセン、右)。
スウェーデンのストックホルム。
19歳の青年ハリー・ルンド(ラルス・エクボルイ)は陶磁器店の配達係をしていた。仕事では失敗が多く、職場での評価は芳しくなかった。
ある日、ハリー(左)はカフェでモニカ・エリクセン(ハリエット・アンデルセン、右)という17歳の少女と言葉を交わす。彼女は陶磁器店の近くの八百屋で働いていた。モニカもまた職場や家庭に不満があった。積極的なモニカはハリーを映画に誘う。
映画は恋愛映画だった。モニカは感激していたが、ハリーは退屈だった。
映画の後、二人は海岸沿いの丘でキスをする。モニカには不良という噂があった。
ある夜、モニカ(中)は酔っぱらった父親(オーケ・フリーデル、左手前)に殴られる。父親は謝るが、家庭にうんざりしていたモニカは家出する。
行くあてのないモニカはハリーの家を訪ねる。ハリーは父親が所有するボートにモニカを連れていく。
ハリーとモニカはボートのキャビンで一夜を過ごす。
翌朝、ハリー(手前)は寝坊し、陶器店の始業に遅刻する。ハリーは日頃からの勤務態度を理由に解雇される。
ハリーは仕事を辞めて解放感を覚える。彼とモニカはそのままボートで旅に出る。
ハリーとモニカはバルト海の島々でキャンプをしながら、一夏を過ごす。
やがて、モニカは妊娠する。
だが、手持ちの金が乏しくなってくる。食事にも事欠くようになり、二人の間には諍いが増える。以下略。
Summer with Monika (1953) Original Trailer [FHD] - YouTube
予告編。英語字幕付き。
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