米国人のジャン・ユンカーマン(John Junkerman)監督による日本映画『老人と海』(1990年)。シグロ製作。与那国島の老漁師にフォーカスしたドキュメンタリー。ナレーションはない。英題: The Old Man and the Sea。写真は老漁師の糸数繁さん。
日本最西端の与那国島。
与那国島の西側にある久部良(くぶら)漁港。フェリーが発着する埠頭もある。
糸数繁さんは82歳の老漁師。糸数さんはサバニと呼ばれる小舟を操り、一人で海に出る。写真はサバニを洗う糸数さん。
糸数さんは奥さんと二人で暮らしている。
久部良漁港はカジキの水揚げで有名だ。
漁港に水揚げされた魚はセリにかけられる。
セリ落とされた魚は女たちによって下ろされる。
糸数さんの漁は手釣りで行う。狙うのはカジキだが、カジキどころかエサの魚さえ釣れないことも多い。
揺れるサバニで一人で行う漁は危険が伴う。
糸数さんが釣り上げたシイラ。
糸数さんの奥さんは漁の無事と大漁を祈る。
糸数さんが漁港に戻る頃、奥さんは迎えに出る。
糸数さんは家に帰ると風呂で汗と汚れを流し、着物に着替える。
与那国島の海神祭(ハーリー祭)。
糸数さんはいつもクバ笠を被って漁に出る。
ある日、糸数さんの釣り糸に強いアタリがあった。
釣り糸にかかったのは巨大なカジキだった。糸数さんは奮闘の末にこのカジキ(171kgの大物)を釣り上げるのだが、以下略。
老漁師の糸数繁さんによる漁を追いながら、与那国島の人々とその暮らしを淡々と描く。基本的な立て付けとしてはヘミングウェイの小説『老人と海』の翻案なのだが、作品の印象は全く異なる。写真の島影は台湾。
糸数繁さんはこの作品が完成して公開を目前にした1990年7月、いつものようにサバニで漁に出ているときにカジキと思われる巨大な魚に海に引きずり込まれ、命を落とされたそうだ。享年82歳。
映画『老人と海 ディレクターズ・カット版』予告編 - YouTube
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