英国の画家フランシス・ベーコン(Francis Bacon)の描いた『ジョージ・ダイアの三習作』(1969年、ルイジアナ近代美術館蔵)。フランシス・ベーコンは1909年にダブリンで生まれ、1992年にマドリードで亡くなった。同性愛者だった。『ジョージ・ダイアの三習作』は恋人のジョージ・ダイアを描いている。
Three Studies for George Dyer (1969) by Francis Bacon
ジョージ・ダイアは1933年頃にロンドンのイーストエンドに生まれ、1963年にパブでフランシス・ベーコンと知り合い、恋人兼モデルになった。ダイアには犯罪歴があり、アルコール依存症でもあった。1971年、パリ滞在中に自殺した。亡くなる前夜はベーコンとホテルの同じ部屋で過ごしたそうだ。
『ジョージ・ダイアの三習作』は東京国立近代美術館で2013年春に開催された「フランシス・ベーコン展」で見た。フランシス・ベーコンの作品は薄気味悪いものが多くて苦手だが、この作品は好きだ。
フランシス・ベーコン展 - 東京国立近代美術館
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