ディア・ハンター

マイケル・チミノ監督によるアメリカ映画『ディア・ハンター』(1978年)。ピッツバーグ近郊の製鉄所で一緒に働き、休日には鹿狩りに興じる3人のロシア系の若者がベトナム戦争への従軍によって心身ともに深刻なダメージを受けていく姿を描く。原題: The Deer Hunter。写真は鹿狩りをするマイケル(ロバート・デ・ニーロ)。
The Deer Hunter (1978)

ベトナム戦争下のペンシルベニア州ピッツバーグ近郊の町、クレアトン。
The Deer Hunter (1978)

主要な登場人物の多くは製鉄所で働いている。製鉄所のシーンはUSスチールの工場で撮影されたそうだ。
The Deer Hunter (1978)

製鉄所で働くロシア系の右からスティーブン(ジョン・サヴェージ)、マイケル(ロバート・デ・ニーロ)、ニック(クリストファー・ウォーケン)、アクセル(チャック・アスペグレン)、スタン(ジョン・カザール)。この5人は休日には一緒に鹿狩りに行く仲間でもある。マイケル、スティーブン、ニックの3人はベトナム戦争に派遣されることが決まっていて、この日が派遣前の最後の勤務だった。
The Deer Hunter (1978)

5人はいつものように行きつけのバーに行く。店のオーナーのジョン(ジョージ・ズンザ、左端)も鹿狩り仲間。この場面ではジュークボックスからフランキー・ヴァリの「君の瞳に恋してる」が流れ、皆が一緒に歌う。
The Deer Hunter (1978)

マイケル(左)とニック(右)は同じ家で暮らしていた。
The Deer Hunter (1978)

ベトナムで派遣される前にスティーブン(左)はアンジェラ(ルターニャ・アルダ、右)と結婚式を挙げる。アンジェラは別の男との間にできた子を身籠っていた。スティーブンはそれを承知で結婚を決めたのだった。
The Deer Hunter (1978)

結婚式の後、ベトナムに派遣される3人の壮行会を兼ねて、パーティーが催される。
The Deer Hunter (1978)

パーティーの最中、ニック(右)はリンダ(メリル・ストリープ、左)にプロポーズする。彼女はそれを受け入れる。スーパーマーケットで働くリンダはアルコール依存症の父親と暮していた。
The Deer Hunter (1978)

明朝、彼らはいつものように鹿狩りに出かける。新郎のスティーブン(右端)も同行する。
The Deer Hunter (1978)

マイケルは一頭の鹿を仕留める。この後、マイケル、ニック、スティーブンはベトナムに派遣される。
The Deer Hunter (1978)

舞台はベトナムに変わる。ベトナムで米軍は苦戦していた。グリーンベレーに配属されたマイケル(左)は戦闘中に偶然ニックとスティーブンに再会する。
The Deer Hunter (1978)

しかし、マイケルたちはその直後、ベトコンの捕虜となり、川の中に半分沈んだ檻に入れられる。そこではベトコンたちのギャンブルの対象として捕虜同士によるロシアンルーレットが行われていた。以下略。
The Deer Hunter (1978)

友情と戦争がテーマの作品。音楽はスタンリー・マイヤーズ。主題曲の「カヴァティーナ」はクラシックのギタリストもよく弾く。


「ディア・ハンター 4Kデジタル修復版」4K予告編 - YouTube

Stanley Myers - Cavatina (The Deer Hunter) HD - YouTube
映画のシーンを背景に「カヴァティーナ」が流れる。

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