マット・コーン(Matt Cone)著『マークダウン・ガイド(The Markdown Guide)』(2020年)。最近、軽量マークアップ言語のMarkdownについて少し勉強している。手ごろな入門書がないかとAmazon.co.jpで探したが、エンジニア向きの専門的と思われる書籍が多く、結局、英語で書かれたこの本を購入した。
70ページに満たないペーパーバックで英語もやさしい。初心者におあつらえ向きの入門書だった。Markdownの基本的な文法を凡例とともに分かりやすく解説しているし、Markdownの生い立ち、メリット、応用範囲、方言(拡張)、関連するアプリケーションやサイトなどに関する説明もあって、参考になった。
The Markdown Guide (2020) by Matt Cone
著者はMarkdownに関連したサイトも開設している。この本と同じ内容のチュートリアルもある。ブラウザで読むだけなら、わざわざ本を買う必要もない。ちなみに、この本のコンテンツはクリエイティブ・コモンズのライセンスにもとづいて再配布が認められている。
Markdown Guide
https://www.markdownguide.org/
https://www.markdownguide.org/
イランにある国際科学技術開発センター(ICDST)という民間組織のサイトにこの本のPDFファイルが置かれている。
The Markdown Guide
https://dl.icdst.org/pdfs/files3/c79990b0b853932d36ddc117ce2503e3.pdf
https://dl.icdst.org/pdfs/files3/c79990b0b853932d36ddc117ce2503e3.pdf
この本の奥付には「Printed in Japan」「落丁、乱丁本のお問い合わせはAmazon.co.jpカスタマーサービスへ」とある。たぶん著者がKindleダイレクト・パブリッシングを利用して刊行した書籍なのだろう。いわゆるオンデマンド出版と思われるが、そのせいか、本文中の図表の印刷は不鮮明なものだった。
Deed - Attribution-ShareAlike 4.0 International - Creative Commons
https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0/deed.en
https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0/deed.en
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