Markdown

2024年からノートアプリのJoplinを使い始めた。それに伴って、Joplinの標準文書フォーマットであるMarkdown(マークダウン)も使いだした。Markdownは軽量マークアップ言語の一つで、HTMLを大幅に簡素化したような文書フォーマットである。プレーンテキストに最小限の記号を加えたものといった方がいいかも知れない。拡張子は.mdまたは.markdown。

Markdownのロゴ
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Markdownの記法ではHTMLにおけるタグの代わりに、#、*、>、()、[]などの記号を使う。この記号の種類は限られたもので、Markdownの記法を覚えるのは難しくない。この記号の入り混じったMarkdown文書の可読性も高い。慣れると一般のエディタでもMarkdownを直接入力することができる。一方、その最小限の記号の使用によって、Markdownで書かれた文書の表現力は格段に増す。文書中に表(テーブル)を作成できるし、画像や動画を含めることもできる。また、その他の文書フォーマットへの変換も容易になる。

Markdownは2004年に米国のジョン・グルーバーによって策定された。Markdownの目ざすところは「(人々が)読みやすくて書きやすいプレーンテキスト形式で記述し、必要に応じて、構造的に有効なXHTML(またはHTML)に変換する」(ジョン・グルーバー)というものだった。ジョン・グルーバーはMarkdownで記述された文書をXHTML(またはHTML)に変換するPerlスクリプト(Markdown.pl)も書いている。現在、Markdownはブログやインスタントメッセージング、技術文書などに幅広く利用されている。

Markdownはプレーンテキストと同じくらい扱いやすく、プレーンテキストよりはるかにリッチだ。他の文書フォーマットへの変換が容易なので、再利用の範囲も拡がる。今は毎日使っている。


Daring Fireball: Markdown
Markdownの公式サイト。

File:Markdown-mark.svg - Wikimedia Commons

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