フィリップ・ウィチュスとヴァレリー・ベルトの共同監督によるベルギー映画『聖者たちの食卓』(2011年)。インドのシク教の総本山ハリマンディル・サーヒブで行われている毎日10万人分の食事の無料提供を取り上げたドキュメンタリー。原題: Himself He Cooks。写真は食事をする人たち。
インド・パンジャーブ州の都市アムリトサルに建つシク教の総本山ハリマンディル・サーヒブ。黄金寺院ともよばれる。
この寺院では500年以上前から巡礼者や旅行者のために食事が無料で提供されている。
毎日10万人に食事を提供する。食器は30万組が使用される。
人種、階級、宗教などを問わず、すべての人たちに食事が提供される。
毎日、小麦粉2,300kg、豆830kg、米644kg、茶葉50kg、砂糖360kg、牛乳322リットル、薪5,000kg、ガスボンベ100本が使われる。
調理はすべて手仕事。300人の調理人は全員ボランティアだ。
一度に5,000人が食事をする食堂の支度。すべての動きや周囲との連携に無駄がない。
大鍋は人が中に入って洗う。
食事が終わると、食器は放り投げるようにして戻される。
ハリマンディル・サーヒブでの調理や食事は宗教行事の一つである。
何事によらず、インドはスケールというか次元が違う。唖然としながら見た。
アジアンドキュメンタリーズ にて配信「聖者たちの食卓」予告編 - YouTube
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