自室の壁には面が数面掛けてある。自分で購入したものといただきものが半々くらいだ。そのなかにネパールの面が2面ある。どちらもお土産としていただいた。
一つ目はガネーシャの面。知人のAさんがネパールから持ち帰ってくれた。ガネーシャ(gaṇeśa)はヒンドゥー教の神の一柱。あらゆる障害を取り除き、幸運をもたらす神として広く信仰されている。ガネーシャは象の頭を持ち、伝統的に片方の牙が折れた形で表現されるそうだが、この面は造形上の都合か左右の牙の長さは等しい。乾漆のような技法で作られている。全長32cm。
二つ目はマハーカーラの面。家族のネパール土産だった。マハーカーラ(Mahākāla)はヒンドゥー教と仏教に共通の神。ヒンドゥー教ではシヴァの様相の一つとされる。日本では七福神の一柱である大黒天にあたる。木彫り。全長28cm。
遠方からかさ張る面を持ち帰ってくれた気持ちがありがたく、どちらの面も大事にしている。
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