PCオーディオ デジタルアンプ編

いつからか音楽は主にPCで聴くようになった。家にあるPCはすべてノートPC(Windows)だ。しかし、ノートPCの内蔵スピーカーはいい音が出ない。アンプ内蔵の外部スピーカーを使用したこともあるが、安価な製品だったせいか、これもあまりいい音はしなかった。現在はいずれのノートPCも「ノートPC→デジタルアナログコンバータ(DAC)→アンプ→外部スピーカー」のような構成で外部スピーカーを鳴らしている。本格的なオーディオにはほど遠いが、まあまあの音が出る。

現在利用しているPCオーディオの構成には二系統ある。一つ目はパソコンにUSB経由でDACを内蔵したデジタルアンプを接続して、そのデジタルアンプにつないだ2台のスピーカーを鳴らすというシンプルな構成である。

デジタルアンプにはTOPPING TP23を使用している。コンパクトサイズでノートPCの脇においても邪魔にならない。電源はパソコンのUSB端子から給電されるのでACアダプターなどは要らない。クリアーな音がする。見た目も悪くない。2017年に秋葉原のコイズミ無線で2台購入した。1台あたり税込み7,000円。いわゆる中華アンプだがトラブルは一度もない。ラッキーな買い物だった。

TOPPING TP23
TOPPING TP23

スピーカーはFOSTEXの8cmフルレンジユニットFE83Eをバスレフ型スピーカーボックスに入れている。スピーカーボックスは長岡鉄男氏のBS-8を参考にし、日曜大工で自作した。BS-8のサイズは縦175mm×横130mm×奥行き145mm。新書とあまり変わらない。板はホームセンターで集成材を裁断してもらった。こうした工作は嫌いではないので、木工ボンドによる接着やユニットの取付などは苦にならなかった。ケーブルはバナナプラグで接続できるようにした。仕上げはワトコオイル。長岡鉄男氏が設計したスピーカーボックスはいい音がする。ファンが多いのも頷ける。

FOSTEX FE83Eを取り付けたBS-8(モドキ)
FOSTEX FE83Eを取り付けたBS-8

この構成はシンプルで配線がすっきりしているのがいい。8cmフルレンジなので迫力のある低音などは期待できないが、きれいな中高音が出る。歌などを聴く分にはこれで充分だと思う。この構成は家族が使っている。自分もこれにしたいのだが、TOPPING TP23はもう製造されていない。

コメント

ヤスシ さんの投稿…
そうですね、私も音楽はPC経由でしか聞かなくなりましたね。私も当初は同じ構成でした。PC(USB OUT)→DAC内蔵アンプ(SONY UDA-1)→スピーカー(DENON) ただ最近はPCで音楽というよりはストリーミングにより特化した聞き方に注目をし始めました。私の使用しているPCは古く、安価なノートPCであるため内蔵されているRealtekのICの性能が悪くハイレゾをカバーできません。最近はAmazon Musicも32bit/192Khzで配信してますが、PCを通すと24bit/48Khzに落とされてUSAからOUTされてしまいます。ということで、PCはやめてネットワークストリーマーを購入してこれをPC代わりにしています。まあ、オーディオの沼にはまると数百万円をかける人もいるわけですが、私はしがない年金暮らしなんでかけられるお金は決まっています。かみさんにお願いしてここ1年でネットワークオーディオシステムを構築しています。現在の構成はWiim Pro Plus(ストリーマー)→FX-AUDIO TUBE-006J(DAC内蔵真空管プリアンプ)→FX-AUDIO FX202A(パワーアンプ)→スピーカー(POLK R100)です。今だシステムは完成に至っていません。現在のAmazon Musicを利用してますがQobuzに変更し、安価で購入した中華MiniPC(音楽再生に特化させる)を利用してRoonという音楽再生ソフトをLinuxで稼働させるという目的があります。年内にできればよいのですが。しかし、PC(Windows)を使用しなくなって確実に音質はよくなりました。
asebi さんの投稿…
私のよく知らないものが多分に含まれますが、興味深いお話しです。こうしたアプローチも勉強してみます。
ヤスシ さんの投稿…
そうですね、是非とも研究してみてください。あまりお金をかけずに劇的に音が変わります。