エスキモーの歌

小泉文夫著『エスキモーの歌』(青土社、1978年)。小泉文夫は民族音楽学者。1927年に生まれ、1983年に亡くなった。『エスキモーの歌』は民族音楽のフィールドワークを行うなかで書き記したエッセイ集。エッセイの大半は30歳台で書かれている。小泉文夫の若き日の記録でもある。

小泉文夫著『エスキモーの歌』(青土社、1978年)
小泉文夫著『エスキモーの歌』(青土社、1978年)

研究対象の民族音楽はもちろんのこと、その担い手である人間にも強く心を寄せている。小泉の旺盛な好奇心や明るいものの見方がよく現れている。面白くてためになる。

コメント

ヤスシ さんの投稿…
懐かしい!若いころ読みました。
asebi さんの投稿…
私は小泉文夫ではこの本が好きです。「小泉文夫著作選集」(学研出版)も持っていますが、他の本はちょっと専門的なので、一度しか読んだことがありません。