アシダ音響のヘッドホン

コロナ禍以降、自室のベッドに寝転んでスマートフォンで映画を見たり、音楽を聴いたりする時間が増えた。体は楽でいいのだが、Sony MDR-EX450というインナーイヤー型(耳に差し込むタイプ)のイヤホンを使っているので、視聴が長時間に及ぶと耳が痛くなる。

耳のためには頭に被るタイプのヘッドホンを使いたいのだが、スマートフォンの3.5mmのオーディオ端子で使えるヘッドホンは飛行機の機内備え付けのものしか持っていない。これは音がよくないし、装着感も不安定だ。そうしたことから、先日アシダ音響のST-90-05-Hというヘッドホンを取り寄せた。
アシダ音響 ST-90-05-H

宅配便で届いたヘッドホンを早速使ってみた。しっかりした造りで、かけ心地は悪くない。肝心の音はSony MDR-EX450に劣るように感じた。ST-90-05-Hのほうは全域に渡って霞がかかったような、もわっとした音がする。低音もボンボンと鳴る。この低音はどう考えても持ち上げ過ぎている。クリアーとか引き締まったとかいう音ではない。ただ、中音域は比較的きちんと出ている。映画を見る分には問題はなさそうだ。

使い始めたばかりなので、まだ調子が出ていないのかもしれない。だが、他の製品と比較しなければ、これはこれで充分満足できる。何といっても耳が痛くならないのがいい。宮城県石巻市で生産されているというのもうれしい。


Xperia XZ1 礼賛
Sony MDR-EX450について少し触れている。

コメント

ヤスシ さんの投稿…
私も同じものを2年ぐらい使用してます。前に使用していたAUDIO-TECHNICAよりは優れものの気がします。おっしゃる通りややドンシャリ系で、最近の流行である低音を強調して出るように調整されていますね。私は低音ならすのが好きなんで(それがこうじて、サブウーハーを買ってしまいました)意外とこのST-90が気に入っています。昼はスピーカー、夜はST-90で音楽を聞いています。
asebi さんの投稿…
ヤスシさん。私が最も気に入っているのは装着感、もっと具体的にいうとイヤーパッドです。イヤーパッドがもう少し大きくて耳全体をフワッと覆ってくれる感じだということないですけど、これは少し贅沢な注文でしょうね。
ヤスシ さんの投稿…
アシダ音響はもともとTV局やラジオ局での業務用ヘッドホンを販売していた会社なんで、あまりコンシューマーユースになっていません。パッドの部分もオーディオ用のヘッドホンよりはあっさり目ですよね。しかし、そこがまたちょいとよくて長時間使っていても蒸れたりしません。さすがに業務用ですかね。私はイヤホンやヘッドホンのエイジングというのがよくわかりませんが、意外と使っているうちにもやっという感じは消えていくような気がします。まあ、気がするだけで、単に慣れたのかもしれませんが。