クエンティン・タランティーノ監督によるアメリカ映画『キル・ビル』。『Vol. 1』(2003年)と『Vol. 2』(2004年)の2作に分割して公開された。殺し屋グループの内紛で一命をとりとめた女殺し屋がかつての仲間に復讐する物語。原題: Kill Bill。写真はザ・ブライド(ユマ・サーマン)。
腕利きの女殺し屋のザ・ブライド(ユマ・サーマン、右)。本名ベアトリクス・キドー、別名ブラック・マンバ。ザ・ブライドは殺し屋グループから抜け出し、堅気の男と結婚するつもりだった。このとき、彼女は身籠っていた。
結婚式のリハーサルの日、殺し屋グループのボスのビルと4人の仲間が会場の教会に現れ、婚約者らリハーサル中の関係者を皆殺しにする。ザ・ブライドは頭を撃たれるも一命をとりとめ、昏睡状態に陥る。
4年後、ザ・ブライドは意識を取り戻し、婚約者や胎内の子どもを失ったことを知る。
ザ・ブライドはかつての仲間に復讐を始める。
復讐相手の1人目は黒人の女殺し屋ヴァニータ・グリーン(ヴィヴィカ・A・フォックス)。通称コッパーヘッド、ジーニー・ベル。ナイフの名人。ザ・ブライド襲撃後にグループを抜け、今はカリフォルニアで幸せな家庭を築いていた。
ザ・ブライドは沖縄で寿司屋を営むハットリ・ハンゾウ(千葉真一)を訪ねる。ハンゾウはかつて伝説的な刀鍛冶だった。ザ・ブライドはハンゾウに復讐のための刀を打ってくれるように頼む。
2人目はオーレン・イシイ(ルーシー・リュー)。別名コットンマウス。父親が中国系アメリカ人、母親が日本人のハーフ。今は東京のヤクザの親分。
オーレン・イシイ(右)は日本刀を使う。二人は東京の料亭青葉屋で死闘を繰り広げる。ここまでが『Vol. 1』。
3人目はビルの弟バド(マイケル・マドセン)。別名サイドワインダー。日本刀の使い手。兄ビルから贈られたハットリ・ハンゾウの刀を所有する。今はテキサスの酒場で用心棒をしながら、トレーラーハウスに住む。
回想シーンに登場するパイ・メイ(ゴードン・ラウ、中)はザ・ブライド(左)、ビル、エル・ドライバーの中国拳法の師匠。
4人目はエル・ドライバー(ダリル・ハンナ)。別名カリフォルニア・マウンテン・スネーク。金髪で片目。毒殺に長ける。ザ・ブライドとは犬猿の仲。ビルの現在の愛人でもある。
最後の5人目はグループのボスで結婚式襲撃の首謀者ビル(デビッド・キャラダイン)。通称スネークチャーマー。ザ・ブライドの元恋人で師匠でもあった。
ギャング映画、西部劇、チャンバラ映画、ヤクザ映画、カンフー映画などがないまぜになったようなアクション映画。とりわけ日本映画へのオマージュという色彩が濃い。流血シーンが苦手な人には向かないかもしれない。
Kill Bill: Vol. 1 (2003) Official Trailer - Uma Thurman, Lucy Liu Action Movie HD - YouTube
予告編。
Kill Bill: Vol. 2 (2004) Official Trailer - Uma Thurman, David Carradine Action Movie HD - YouTube
予告編。
Kill Bill Vol. 1 OST - Bang Bang (My Baby Shot Me Down) (1966) - Nancy Sinatra - (Track 1) - HD - YouTube
『Vol. 1』の挿入歌、ナンシー・シナトラの歌う「バン・バン」。原題: Bang Bang (My Baby Shot Me Down)。
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