川越の桜

2024年3月28日。川越成田不動尊蚤の市を見た後、川越市内中心部にある寺社の桜を見物した。お花見は今回の川越行きのもう一つの目的。この日はシダレザクラやエドヒガンが三分咲き、ソメイヨシノは開花直前だった。

喜多院(Kita-in)は骨董市が開かれる川越不動のすぐそばにある。天台宗の寺院。別名川越大師。830年に円仁が創建した。ソメイヨシノを中心に数種類の桜が植えられている。庫裏前のシダレザクラが見頃だった。
喜多院の桜(2024年3月28日)

喜多院の客殿から遠州風庭園を眺める。徳川家光公お手植えのシダレザクラが優美。
喜多院の桜(2024年3月28日)

喜多院の庫裏の前の馬酔木がたくさんの花をつけていた。この後に行った中院でも桜のそばに馬酔木が植えられていた。
喜多院の馬酔木(2024年3月28日)

喜多院の五百羅漢は江戸時代後期に創建された。正面奥は多宝塔。
喜多院の五百羅漢像(2024年3月28日)

喜多院に隣接する仙波東照宮(Senba Toshogu)は1617年に天海が創建した。参道沿いのエドヒガンの巨木は松平信綱が植えたといわれる。
仙波東照宮の桜(2024年3月28日)

中院(Naka-in)の桜も見事だ。中院は天台宗の寺院。喜多院と同じく830年に円仁が創建した。喜多院や仙波東照宮からは数分歩く。境内にはカンヒザクラ、エドヒガン、ソメイヨシノなど数種類の桜が植えられている。とりわけシダレザクラが名高い。
中院の桜(2024年3月28日)

中院のシダレザクラ。以前の中院は寛永15年(1638)の川越大火で焼失し、翌年この地に移転した。境内の桜はそのときに植えられたらしい。
中院の桜(2024年3月28日)

中院のシダレザクラの花。
中院の桜(2024年3月28日)

この後、12時頃に一度川越不動に戻ったら、骨董屋さんたちの後片付けが始まっていた。

蔵造りの町並みなどの観光スポットに近い蓮馨寺(Renkei-ji)も桜の名所。1549年創建の浄土宗の寺院。境内のソメイヨシノはまだ蕾。
蓮馨寺の桜(2024年3月28日)

蓮馨寺のおびんづる様。釈迦の高弟の像。自分の体の悪い場所と同じところを撫でると病気やケガが治るとされる。見ていると皆頭を撫でていく。
蓮馨寺のおびんずる様(2024年3月28日)

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