映画監督の小栗康平のエッセイ集『時間をほどく』(朝日新聞社、2006年)。映画監督の小栗康平が『眠る男』(1996年)から『埋もれ木』(2005年)までの間に新聞や雑誌に書いた文章をまとめた1冊。
『泥の川』(1981年)の監督として世に出るまでの若き日々、そして自身の監督作品や映画そのものなどについて思うところを綴っている。長い期間に渡ってあちこちに書いたものなので、内容の重複も散見される。
小栗康平『時間をほどく』(朝日新聞社、2006年)
小栗康平の文章は平易で少し訥々としている。不思議なことに映画の香りがする。
朝日新聞出版 最新刊行物:書籍:時間をほどく
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