フリック・コレクション

フリック・コレクション(The Frick Collection)はニューヨーク市マンハッタンにある美術館。実業家のヘンリー・クレイ・フリックの邸宅だったフリック・ハウスに彼が収集したコレクションを展示している。

2023年10月現在、フリック・ハウスは改装中のため、展示は一時的にフリック・マディソンで行われている。フリック・ハウスでの再オープンは2024年下期の予定。

フリック・ハウス
Henry C. Frick House

美術館としては小規模だが、質の高い一貫性のあるコレクションを有する。ヨハネス・フェルメールの作品を3点所蔵している。

ヨハネス・フェルメール 『兵士と笑う娘』(1657年)
Jan Vermeer - Officer and Laughing Girl

ヨハネス・フェルメール 『中断された音楽の稽古』(1658~1661年)
Jan Vermeer - Girl Interrupted at Her Music

ヨハネス・フェルメール 『婦人と召使』(1667年)
Jan Vermeer - Mistress and Maid

実業家のヘンリー・クレイ・フリック(Henry Clay Frick)は1849年にペンシルベニア州に生まれた。ほとんど正規の教育を受けることなく、店員を皮切りに幾つかの仕事を経て、21歳で起業したコークス製造会社が成功し、財をなした。1894年に引退した後は美術品の収集に力を注いだ。邸宅のフリック・ハウスは将来美術館として公開する前提で建てられたが、完成が遅れたため、フリックが住んだのは晩年の4年間だけだった。フリックは1919年に亡くなり、1935年にはフリック・コレクションがオープンした。

フリック・コレクションは五番街に面した風格のある建物に入っている。大きな看板や垂れ幕などはなく、気づかずにそのまま通り過ぎてしまいそうになる。見物人も多くはない。ゆっくりと鑑賞できる。額縁にガラスが嵌められておらず、鑑賞の妨げにならない。フェルメールの作品はさりげなく展示されている。富豪の邸宅であった建物や調度品も興味深い。


Frick Collection - Wikipedia

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