MicrosoftがWindows向けに無償で提供していたバックアップツール。2009年にリリースされたバージョン2.1を最終版として開発は終了しており、2021年には公式ダウンロードも打ち切られた。ただ、現行のWindows 10/11でも問題なく使用できる。
バックアップの基本的な機能にフォーカスしている。操作は分かりやすい。以下の3種類のバックアップが行える。
- 同期バックアップ(Synchronize): バックアップ元とバックアップ先の内容を同じにする。バックアップ元を修正してもバックアップ先を修正しても、両者間で同期が行われる。
- 差分バックアップ(Echo): バックアップ元と同じにする。バックアップ元が変更されると、変更部分だけがバックアップ先に反映される。バックアップ元での削除もバックアップ先に反映される。
- 増分バックアップ(Contribute): 差分バックアップ同様、バックアップ元と同じにする。ただし、バックアップ元での削除はバックアップ先に反映されず、データは保持される。
SyncToyには32ビット版と64ビット版がある。SyncToy自体は日本語には対応していないが、日本語化パッチが公開されている。手動での実行を前提にしているが、Windowsタスクスケジューラを利用すればSyncToyを指定した日時に自動的に実行できる。
Windows用のSyncToy 64-bit 2.1をダウンロード - Filehippo.com
SyncToy 日本語化パッチ フリーのバックアップソフト
Windows 10 / 11 データのバックアップは「SyncToy」が便利 | Tanweb.net
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