庭木の冬囲い(7)完了

11月28日。晴れ。実家の辺りは今のところ例年より暖かく、初雪はまだない。だが、天気予報によると、明日午後から雨が降りだし、明後日からは雪になるらしい。雪が降る前に庭木の冬囲いを終えることにし、残った縄巻きや枝吊りに取りかかる。

庭木の冬囲いは最後にシダレザクラを行うのが慣わしだ。シダレザクラは枝が上に延びるように常時竹の支柱を立てて枝を支柱に結んだり縄で吊っている。冬囲いのときには支柱や枝吊りを調整しながら縄を結び直す。縄は目立たないように3mmの黒いシュロ縄を使う。

それが済んだら、庭のなかを一わたり点検し、使わなかった板や長木を長木小屋に戻す。これで庭木の冬囲いは終了。

麻縄の空き箱に枯れ枝を詰める。友人がストーブで燃やすためだ。
この段ボール箱には直径8mm長さ160mの麻縄が6巻入っていて、毎年の冬囲いで新規に1箱ずつ使う。この他に再利用分もあるから、麻縄の使用量は合わせて2,000~3,000mだろう。
庭木の後は、家屋の冬囲いをする。雪が覆い被さる戸や窓のところにスチールパイプで枠組みを設け、そこに木枠にポリカーボネートの透明な波板を張ったパネルを取り付ける。スチールパイプやパネルは個々の戸や窓に合わせて加工してあり、毎年同じものを使う。

家屋の冬囲いが済んだら、床下に雪が入り込まないように床下換気口を閉めるなどの細々した作業を行い、汚れた長靴や脚立などの道具類を洗う。最後に屋外の散水栓の凍り止めと冬囲いをする。これで、庭と家屋の冬支度は完了。


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