ジャン=ジャック・アノー監督によるフランス・イタリア・西ドイツ合作映画『薔薇の名前』(1986年)。14世紀の北イタリアの修道院で起きた連続怪死事件の謎を修道士のバスカヴィルのウィリアムが追う。原作はウンベルト・エーコの同名小説。原題: The Name of the Rose。写真は舞台となった修道院。左手前の二人がウィリアム(ショーン・コネリー、右)とアドソ(クリスチャン・スレーター、左)。
亡くなったのは写本絵師アデルモだった。アデルモは塔から落ちたと思われたが、塔の窓は閉じられていた。修道院には動揺が広がっていた。修道院長はウィリアムに怪死事件の解明を内密に依頼する。修道院には近々教皇の使節団が来ることになっていた。
修道院の豚小屋で第二の怪死事件が起きる。亡くなったヴェナンツィオはギリシャ語の優秀な翻訳僧でアリストテレスを翻訳していた。
修道院の図書館には膨大な書籍が収蔵されていた。
亡くなった二人の修道士は図書館の写字室で一緒に仕事をしていた。以下略。
怪死事件の謎に迫る知的なエンターテインメントとしてはウンベルト・エーコによる原作の方が数段優る。だが、映画の方にも北イタリアの山岳地帯の自然や中世の修道院での生活の描写に別の興趣がある。
日本版予告篇 / 薔薇の名前 (ショーン・コネリー) - YouTube
コメント