さらば、わが愛/覇王別姫

陳凱歌(チェン・カイコー)監督による中国・香港・台湾合作映画『さらば、わが愛/覇王別姫』(1993年)。日中戦争や文化大革命などの激動期に時代に翻弄されながら生きる京劇役者を描く。原作は李碧華の同名小説。原題: 覇王別姫、英題: Farewell My Concubine。写真は劇中劇の『覇王別姫』で虞美人を演ずる女形の程蝶衣(張國榮、左)と覇王(項羽)役の段小楼(張豊毅、右)。
覇王別姫 (1993)

1920年代の北京。舞台は京劇俳優養成所。
覇王別姫 (1993)

娼婦の息子の小豆子(馬明威、左)は母親(蒋雯麗、右)によって捨てられるように養成所に預けられる。
覇王別姫 (1993)

先輩の石頭(費洋)は新入りの小豆子を庇護する。その後、小豆子は石頭に対して同性愛的な思慕の念を抱くようになる。
覇王別姫 (1993)

二人は厳しい修行の末、小豆子は程蝶衣(張國榮、右)、石頭は段小楼(張豊毅、左)として京劇の人気コンビとなる。二人の当たり役は『覇王別姫』の覇王と虞美人だった。
覇王別姫 (1993)

小楼(左)は娼婦の菊仙(鞏俐、右)と交際する。蝶衣は激しく嫉妬し、小楼との共演を拒む。その後、小楼と菊仙は結婚する。
覇王別姫 (1993)

同じ頃、京劇界の重鎮で同性愛者の袁四爺(葛優、右)が蝶衣(左)に接近してくる。この後、日中戦争や文化大革命などの激動に晒され、蝶衣と小楼の境遇は大きく揺れ動く。以下略。
覇王別姫 (1993)

『覇王別姫』は項羽と虞美人を描いた京劇作品。この作品では劇中劇として演じられる。


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