アナ・ルイーザ・アゼヴェード監督によるブラジル映画『ぶあいそうな手紙』(2019年)。視力が衰えた男やもめの老人と彼に頼まれて手紙の読み書きをする若い女性をめぐる物語。原題: Aos Olhos de Ernesto、英題: Through Ernesto’s Eyes。
ブラジル南部の地方都市ポルト・アレグレ。元写真家のエルネスト(ホルヘ・ボラーニ)はウルグアイからの移民で78歳。8年前に妻エルビラを亡くしてからは長年暮らしたアパートに一人住む。彼は視力が衰え、それ以外に健康面の問題はなかったものの、日常生活に支障を来すようになっていた。
サンパウロに住む息子ラミロ(ジュリオ・アンドラーヂ、奥)は父を心配して同地への移住を勧めるが、エルネストはその提案に耳を貸さない。
エルネストの隣人ハビエル(ホルヘ・デリア、右)はアルゼンチンからの移民。耳が遠く、葉巻を好む。妻帯者。エルネストにとって軽口をたたきあえる友人。
ある日、エルネストのもとにウルグアイ時代の旧友オラシオの妻ルシアから手紙が届く。だが、自分ではもう手紙を読むことができない。エルネストははじめハビエルに読んでもらおうと思ったが、ハビエルは手紙の内容について余計なことをいうので、エルネストは途中で追い返してしまう。
結局、エルネストは同じアパートの住人の犬の散歩係をしているビア(ガブリエラ・ポエステル、左)という23歳の女性に手紙を読んでもらう。
手紙はルシアの夫オラシオの死を伝えるものだった。
エルネスト、オラシオ、ルシアは十代の頃からの友人。3人が写った写真の裏には「三バカ大将 1968年」と書いてある。写真を手にしているのはハビエル。
エルネストはビアにルシアへの返信の口述筆記を頼む。
ルシアから再び手紙が届く。エルネスト(右)はまたビア(左)に手紙を読んでもらい、返信を認める。この後もいろいろな出来事が出来する。
エルネストの老いと病気、エルネストと息子ラミロとの関係、エルネストとハビエルとの友情、ビアという一風変わった女性、エルネストとルシアとのかつての交際、エルネストの新生活への決断など様々なピースが組合わさった作品。
映画『ぶあいそうな手紙』予告編 - YouTube
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