ドクトル・ジバゴ

デヴィッド・リーン監督による英米伊合作映画『ドクトル・ジバゴ』(1965年)。第一次世界大戦とロシア革命という激動期のロシアを舞台としたユーリとラーラの恋愛物語。原作はボリス・パステルナークの同名小説。原題: Doctor Zhivago。写真はヒロインのラーラ(ジュリー・クリスティ)。
Doctor Zhivago (1965)

恋人のユーリ(オマー・シャリフ)。
Doctor Zhivago (1965)

第二次世界大戦後、ソビエト連邦の将軍イエブグラフ・ジバゴ(アレック・ギネス、右)はモンゴルとの国境近くでターニャ(リタ・トゥシンハム、左)という娘と会う。イエブグラフは異母弟ユーリ・ジバゴの遺児を探していた。戦災孤児のターニャは両親のことをほとんど覚えていなかった。イエブグラフはターニャにユーリのことを話して聞かせる。
Doctor Zhivago (1965)

時代は遡って19世紀末、ユーリ(右端)は幼くして両親を亡くし、モスクワに住む親戚のアレクサンドル・グロムイコ夫妻(中央)に引き取られる。両親の遺品はバラライカだけだった。グロムイコ夫妻は愛情を注いでユーリを育てる。
Doctor Zhivago (1965)

青年となったユーリ(オマー・シャリフ)は医学生になる。ユーリには詩人としての才能があった。
Doctor Zhivago (1965)

ユーリ(右から2人目)はグロムイコ夫妻(左)のひとり娘のトーニャ(ジェラルディン・チャップリン、右端)と婚約する。
Doctor Zhivago (1965)

同じ頃、17歳の少女ラーラ(ジュリー・クリスティ)はモスクワで洋品店を営む母アメリア(エイドリアン・コリ)と暮らしていた。
Doctor Zhivago (1965)

ラーラ(右)にはパーシャ・アンティポフ(トム・コートネイ、左)という恋人がいた。パーシャはナイーブな青年でボリシェヴィキに傾倒していた。
Doctor Zhivago (1965)

ラーラの母アメリアには弁護士のヴィクトル・コマロフスキー(ロッド・スタイガー、左)というパトロンがいた。コマロフスキーは若いラーラ(右)にも関心を持っていた。
Doctor Zhivago (1965)

やがて、第一次世界大戦が勃発し、続いてロシア革命が起こる。そうした中でユーリはトーニャと、ラーラはパーシャと結婚する。その後、紆余曲折を経て、ユーリ(右)とラーラ(左)は愛し合うようになる。
Doctor Zhivago (1965)

だが、ユーリ(右)とラーラ(左)には更なる苦難の道が待ち受けていた。
Doctor Zhivago (1965)

音楽はモーリス・ジャール。「ラーラのテーマ」が幾度となく流れる。


Doctor Zhivago (1965) Original Trailer - Omar Sharif Movie - YouTube
予告編。英語版。

コメント

ヤスシ さんの投稿…
ドクトルジバゴを紹介してくれるとは嬉しい限りです。私がこの映画を見たのは中学生でした。今はなくなってしまいましたがテアトル東京という劇場にわざわざ見に行きました。そのころからマセガキでしたからロシア革命というものにも興味がありましたし、革命の中で引き裂かれる愛なぞというものにも何やら興味があった気がします。デビットリーンは名前だけは知っていましたが、アラビアのロレンスはこのころはまだ見てはいなかったと記憶してます。ドクトルジバゴが良かったんでその後名画座で見た記憶があります。何といってもジュリークリスティーがきれいでしたね。奥さん役のジュラルディンチャップリンも良い芝居してました。アレックスギネスもよかった。実はブルーレイ持っていて、1年に2-3回は観てます。私の好きな映画の10指に入ります。あまりに気にいたので時事通信社からでている本(原子林二郎訳)も買ってしまいました。
asebi さんの投稿…
ヤスシさん、コメントありがとうございます。私もデヴィッド・リーン監督は十代の頃から好きです。きっかけは『アラビアのロレンス』のほうです。『ドクトル・ジバゴ』の原作も読みたい気持ちはあるのですが、長編でストーリーも複雑そうなので、なかなか手が出ません。