デヴィッド・リーン監督による英米伊合作映画『ドクトル・ジバゴ』(1965年)。第一次世界大戦とロシア革命という激動期のロシアを舞台としたユーリとラーラの恋愛物語。原作はボリス・パステルナークの同名小説。原題: Doctor Zhivago。写真はヒロインのラーラ(ジュリー・クリスティ)。
恋人のユーリ(オマー・シャリフ)。
第二次世界大戦後、ソビエト連邦の将軍イエブグラフ・ジバゴ(アレック・ギネス、右)はモンゴルとの国境近くでターニャ(リタ・トゥシンハム、左)という娘と会う。イエブグラフは異母弟ユーリ・ジバゴの遺児を探していた。戦災孤児のターニャは両親のことをほとんど覚えていなかった。イエブグラフはターニャにユーリのことを話して聞かせる。
時代は遡って19世紀末、ユーリ(右端)は幼くして両親を亡くし、モスクワに住む親戚のアレクサンドル・グロムイコ夫妻(中央)に引き取られる。両親の遺品はバラライカだけだった。グロムイコ夫妻は愛情を注いでユーリを育てる。
青年となったユーリ(オマー・シャリフ)は医学生になる。ユーリには詩人としての才能があった。
ユーリ(右から2人目)はグロムイコ夫妻(左)のひとり娘のトーニャ(ジェラルディン・チャップリン、右端)と婚約する。
同じ頃、17歳の少女ラーラ(ジュリー・クリスティ)はモスクワで洋品店を営む母アメリア(エイドリアン・コリ)と暮らしていた。
ラーラ(右)にはパーシャ・アンティポフ(トム・コートネイ、左)という恋人がいた。パーシャはナイーブな青年でボリシェヴィキに傾倒していた。
ラーラの母アメリアには弁護士のヴィクトル・コマロフスキー(ロッド・スタイガー、左)というパトロンがいた。コマロフスキーは若いラーラ(右)にも関心を持っていた。
やがて、第一次世界大戦が勃発し、続いてロシア革命が起こる。そうした中でユーリはトーニャと、ラーラはパーシャと結婚する。その後、紆余曲折を経て、ユーリ(右)とラーラ(左)は愛し合うようになる。
だが、ユーリ(右)とラーラ(左)には更なる苦難の道が待ち受けていた。
音楽はモーリス・ジャール。「ラーラのテーマ」が幾度となく流れる。
Doctor Zhivago (1965) Original Trailer - Omar Sharif Movie - YouTube
予告編。英語版。
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