台北ストーリー

エドワード・ヤン監督による台湾映画『台北ストーリー』(1985年)。1980年代の台北を舞台に過去から決別しようとする女と過去を引きずり続ける男の心理の交錯を描く。原題: 青梅竹馬、英題: Taipei Story。写真は台北の富士フイルムの電飾看板。シルエットの左側がアジン(ツァイ・チン)。
Taipei Story (1985)

1980年代の台北。古い問屋の立ち並ぶ迪化街で育った幼馴染のアリョン〈阿隆〉(ホウ・シャオシェン〈侯孝賢〉、左)とアジン〈阿貞〉(ツァイ・チン〈蔡琴〉、右)は恋人とも友達ともつかない間柄だった。原題の『青梅竹馬』は幼なじみの恋人を指す。
Taipei Story (1985)

アジンは不動産開発会社でキャリアウーマンとして仕事をしていた。父は商売人としては無能で借金ばかり増やし、母もまたオロオロと泣くばかりだった。アジンは家を出る。
Taipei Story (1985)

アジン(左)は同僚のシャオ・クー〈小柯〉(クー・イーチェン〈柯一正〉、右)とも微妙な関係にあった。シャオ・クーは妻帯者だが妻とは不仲だった。
Taipei Story (1985)

アリョンはかつてリトルリーグのエースとして活躍した過去を持っていた。
Taipei Story (1985)

アリョンのチームはリトルリーグ世界大会で優勝した。しかし、チームメイトだったアキン〈阿欽〉(ウー・ニェンツェン〈呉念眞〉)は野球で腕を壊し、今は不遇な生活を送っている。
Taipei Story (1985)

アリョン(右奥)は家業の布地屋を引き継いだが、商売は停滞していた。アリョンには東京に住む元恋人がいて、今も関係を引きずっていた。アジンは彼と元恋人との仲を疑っている。
Taipei Story (1985)

アジン(右)は勤務先が大企業に買収され、職を失う。左はアリョン。
Taipei Story (1985)

アジンはアリョンに一緒に米国に移住しようという。だが、アリョンの態度は煮え切らない。以下略。
Taipei Story (1985)

音楽はヨーヨー・マ。


エドワード・ヤン監督作!映画『台北ストーリー』予告編 - YouTube

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