すべての些細な事柄

ニコラ・フィリベール監督によるフランス映画『すべての些細な事柄』(1996年)。フランスの精神病院ラ・ボルド・クリニックでの入居者と介護者による演劇の上演会を取り上げたドキュメンタリー作品。原題: La Moindre des choses、英題: Every Little Thing
La Moindre des choses (1996)

ロワール=エ=シェール県にある精神病院ラ・ボルド・クリニック。
La Moindre des choses (1996)

ラ・ボルドは制度的精神療法という治療方法で知られる。これは入居者が自分たちのできる範囲で病院の運営に参加する自由を持ち、自身の創造性を発揮できるような場を生み出すというコンセプトに立つものなのだそうだ。
La Moindre des choses (1996)

1995年夏。毎年恒例の演劇の上演会の準備が始まる。上演会は入居者と介護者によって行われる。今回はヴィトルド・ゴンブロヴィッチの『オペレッタ』が上演される。
La Moindre des choses (1996)

公演のパンフレットの表紙の絵も入居者が描いた。
La Moindre des choses (1996)

上演会当日の8月15日。ラ・ボルドには多くの観客が集まる。
La Moindre des choses (1996)

いよいよ開演。舞台装置も皆で制作した。
La Moindre des choses (1996)

女優で看護人でもあるマリー・レディエが演出を担当した。
La Moindre des choses (1996)

台本を手にした出演者も多くいる。
La Moindre des choses (1996)

ゴンブロヴィッチ夫人も舞台を見つめる。
La Moindre des choses (1996)

舞台はクライマックスを迎え、幕を下ろす。
La Moindre des choses (1996)

賑やかな上演会が終わり、ラ・ボルドに静かな日常が戻る。
La Moindre des choses (1996)

この作品にはナレーションがない。撮影した映像の組み合わせだけで作品をまとめあげている。


予告編がある。

コメント