腕時計物語 3 SEIKO

長年使ってきたM&Co.の腕時計は割れた風防ガラスを修理したものの、この先長く使うのには不安があった。そのため、2022年の暮れにヨドバシAkibaでM&Co.に似た腕時計を探し、SEIKO SCDP030というクオーツ式の腕時計を購入した。裏面には「MADE IN JAPAN」という刻印が見える。これも金色(真鍮色)で薄手である。手首が細いほうなので大きな腕時計は似合わないし、重い腕時計には違和感がある。

SEIKO SCDP030
SEIKO SCDP030

この腕時計も気に入っている。デザインは悪くないし、数字の視認性が高い。それに日本製は造作に信頼感があって、じわじわと愛着が湧いてくる。使っていて気分がいい。

先日、購入時に付属していた黒革製のベルト(18mm)が壊れた。厚さ2mmのごく薄手のベルトだったのでやむを得ないのだろう。交換用には同じSEIKOのリザード(トカゲ)製の茶色のベルトを購入した。今度は厚さ3.5mmである。上の写真はベルト交換後。爬虫類を特に好むほうではないが、腕時計のベルトに関しては牛革製よりもリザード製のほうが耐久性に優れていて好ましい。

余計なことだが、腕時計のベルトの交換には「ばね棒はずし」という先端が二股になった専用の工具を使うと勝手がいい。以前は時計店で交換してもらうか、自分で小さなマイナスドライバーをこじ入れてカチャカチャと交換していた。数年前にばね棒はずしを購入してからベルト交換は楽ちんである。この工具はもっと早く用意しておくべきだった。

ばね棒はずし
ばね棒はずし

今持っている3本と若い頃のモンティリエの他にも腕時計は何本も使ってきた。だが、特に記憶に残っているものはない。手持ちのなかではSEIKOが最も新しい。まだ特段の物語はないが、長く連れ添ってくれそうな予感がする。

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