使い捨てのメールアドレス

インターネットのサービスで新規にアカウントを作成する際、ログインアカウントとしてメールアドレスの入力やアカウント作成時にメールでの認証を求められることが多い。だが、プライバシー保護や情報漏洩のリスク回避のために、自分が実際に使っているメールアドレスを相手に知られたくないときもある。そういう場合は一時的な使い捨てのメールアドレスを利用すると、自分のメールアドレスを使うことなく新規にアカウントを作成することができる。

例えば、ゲリラメール(Guerrilla Mail)は60分間使える一時的な使い捨てのメールアドレスを無料で提供している。ゲリラメールのサイトにアクセスすると、すぐに使えるメールアドレスが提示されている。このメールアドレスは変更もできる。ゲリラメールへのユーザ登録などは求められない。60分以内に受信したメールはゲリラメールのサイトで読むことができる。このメールアドレスを使って、インターネットのサービスで新規にアカウントを作成すれば、自分のメールアドレスを使わずに済む。相手からメール認証を求められても対処できる。使い捨てのメールアドレスを提供するサービスはゲリラメールの他にもたくさんある。

ゲリラメールのサイトのスクリーンショット
Guerrilla Mail

インターネット上でサービスを行う側は通常こちら側のIPアドレスを記録している。このIPアドレスから利用者を特定できる場合も多い(こちら側のIPアドレスを秘匿する手段もあるがここではその説明を省く)。使い捨てのメールアドレスを使うだけでは匿名性という点で不充分なのだが、後々のスパムメールを減らす効果は期待できると思う。


✉ Guerrilla Mail - Disposable Temporary E-Mail Address
ゲリラメールの公式サイト。表示を日本語に切り替えることもできる。

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