真夜中の虹

アキ・カウリスマキ監督によるフィンランド映画『真夜中の虹』(1988年)。失業した鉱山労働者の物語。「労働者3部作」の第2作。原題: Ariel。写真はタイスト・カスリネン(トゥーロ・パジャラ)。
Ariel (1988)

フィンランド北部のラップランドで鉱山が閉鎖される。
Ariel (1988)

鉱山労働者のタイスト・カスリネン(トゥーロ・パジャラ、左)も失業する。カスリネンは隣家に住む年配の同僚(エルッキ・パジャラ、右)から旧式(1962年製)の白いキャデラックのコンバーチブルを譲り受ける。年配の同僚はその後ピストル自殺する。この2人は実の親子による共演。
Ariel (1988)

カスリネンは銀行口座を解約して全財産を引き出し、そのキャデラックのコンバーチブルで新しい生活を求めてフィンランド南部に向かう。
Ariel (1988)

カスリネン(中)は南部に着いて早々、2人組の強盗に銀行から引き出したばかりの全財産を奪われる。
Ariel (1988)

カスリネンは港で手配師から臨時の仕事を斡旋してもらう。
Ariel (1988)

夜になると、カスリネンは教会の宿泊所に泊まる。
Ariel (1988)

カスリネン(左手前)は駐車違反の取り締まりをしていたイルメリ(スザンナ・ハーヴィスト、中)と出会う。カスリネンは駐車違反を見逃してもらう代わりにイルメリを食事に誘う。
Ariel (1988)

2人は親しくなる。イルメリは「離婚したの」「子持ちよ」という。カスリネンは「作る手間が省けていい」と答える。
Ariel (1988)

カスリネンとイルメリの息子リク(イートゥ・ヒルカモ、右)。
Ariel (1988)

イルメリ(中)は家のローン返済のために仕事を掛け持ちしていた。一方、カスリネンの職探しは思わしく進まなかった。
Ariel (1988)

3人はキャデラックのコンバーチブルで気晴らしにドライブに出かける。
Ariel (1988)

ある日、カスリネン(右手前)は自分を襲った強盗の1人を見つける。2人は揉み合いになるが、警官の誤認からカスリネンが逮捕される。
Ariel (1988)

カスリネン(右)は刑務所でミッコネン(マッティ・ペロンパー、左)と同房になる。ミッコネンは握力を鍛えるためのハンドグリップを左手でカチャカチャさせている。
Ariel (1988)

カスリネン(右)は面会に来たイルメリ(左)に「出所したら結婚してくれ」とプロポーズする。イルメリは「いいわよ」と応じる。写真中央はリク。後日、イルメリはカスリネンにケーキと本を差し入れる。本には金鋸が隠されていた。
Ariel (1988)

カスリネン(左)とミッコネン(右)は金鋸でベッドのパイプを切断して道具を工夫し、刑務所から脱獄する。彼らは海外への逃亡を目論む。以下略。
Ariel (1988)


Aki Kaurismäki's ARIEL - Trailer (1988, Deutsch/German) - YouTube
ドイツ語版の予告編。

コメント