セルフレスネス

ジョン・コルトレーン(John Coltrane)による『セルフレスネス・フィーチャリング・マイ・フェイヴァリット・シングス』(1965年)。1967年7月17日に亡くなったジャズサックス奏者ジョン・コルトレーンの遺作。1963年のニューポート・ジャズ・フェスティバルでのライブ録音(「マイ・フェイバリット・シングス」「アイ・ウォント・トゥ・トーク・アバウト・ユー」)と1965年のロサンゼルスでのスタジオ録音(「セルフレスネス」)がカップリングされている。原題: Selflessness: Featuring My Favorite Things

Selflessness: Featuring My Favorite Things (1969) by John Coltrane
Selflessness: Featuring My Favorite Things (1969) by John Coltrane

セルフレスネス・フィーチャリング・マイ・フェイヴァリット・シングス - YouTube

Side A
  1. My Favorite Things - 17:31
Side B
  1. I Want to Talk About You - 8:17
  2. Selflessness - 15:09
A面を占める「マイ・フェイバリット・シングス」がいい。1963年7月7日のニューポート・ジャズ・フェスティバルにおける録音で、ジョン・コルトレーン(ソプラノサックス)、マッコイ・タイナー(ピアノ)、ジミー・ギャリソン(ベース)、ロイ・ヘインズ(ドラム)のカルテットで演奏している。当時正式メンバーだったエルヴィン・ジョーンズ(ドラム)が麻薬治療のため入院中だったので、ドラムはロイ・ヘインズが代役を務めている。

コルトレーンは「マイ・フェイバリット・シングス」を3回録音していると思うが(何れも評価が高い)、この録音が好きで一番よく聴く。コルトレーンの演奏スタイルは晩年に大きく変化している。この録音は自分の好きなコルトレーンの演奏スタイルに近く、これは少数意見だろうが、ドラムもロイ・ヘインズのほうが好ましい。

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