ふきのとう味噌は毎春作る。大体の作り方は知っているが、参考のために日本調理科学会編『伝え継ぐ日本の家庭料理 野菜のおかず 春から夏』(農村漁村文化協会、2021年)の「ばっけ味噌」(秋田県)を引用する。東北地方ではふきのとうを「ばっけ」という。「なるべく穂先の開いていない早春のばっけ」を使うとよく、このレシピは「ばっけはやや多め、甘さは控えめ」ということだ。
材料はふきのとう150g(約20個)、油少々、調味料(赤色辛味噌200g、砂糖100g、酒大さじ1)。
- ふきのとうを洗い、外側のかたい部分や黒い部分は取り除く。
- 調味料を混ぜ合わせる
- 鍋にたっぷりの湯を沸かし、ふきのとうを色よくさっとゆでて、水にさらす。水は2回ほど替える。
- ふきのとうを手でしぼり、みじん切りにする。
- フライパンに油を入れ、ふきのとうを弱火で軽く炒める。
- 2の調味料を加えて弱火でしっかり練る。
- 瓶に入れて保存する。
東北地方にある実家の庭には春に雪が消えるとふきのとうがたくさん顔を出す。すぐに花が開いて背も伸びてしまうので、この時期は毎日ふきのとうを食べる。
野菜のおかず 春から夏 | 伝え継ぐ日本の家庭料理
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