マルセル・カミュ監督によるブラジル・フランス・イタリア合作映画『黒いオルフェ』(1959年)。原作はヴィニシウス・ヂ・モライスの戯曲『オルフェウ・ダ・コンセイサゥン(受胎のオルフェウス)』(1956年)。ギリシャ神話のオルペウスとエウリュディケーの物語をもとにリオデジャネイロのカーニバルに参加する若い男女の愛と死を描く。原題: Orfeu Negro、英題: Black Orpheus。写真はカーニバルの衣装姿のオルフェ(ブレノ・メロ)。
オルフェの恋人のユリディス(マルペッサ・ドーン)。
カーニバルを間近に控えたリオデジャネイロのファヴェーラ(貧民街)。ユリディス(右)が従姉妹を訪ねて田舎の村から出てくる。ユリディスは市電の運転手オルフェ(左)と出会う。オルフェが所属するサンバ・チームのバビロニアもカーニバルに参加することになっていた。オルフェはダンサーで歌もうまかった。
オルフェ(右)にはミラ(ルールデス・デ・オリベイラ、左)という婚約者がいた。ミラもバビロニアのダンサーである。
ユリディス(左)は従姉妹セラフィナ(レア・ガルシア、右)の家を訪ねる。セラフィナもバビロニアのダンサーだ。ユリディスはセラフィナに「男が村に来て追いかけ回す」「(自分を)殺すつもりだ」と告げる。
オルフェ(左)はセラフィナの隣に住んでいた。二人は再会し、恋に落ちる。
ユリディスの前に死の仮面の男(アデマール・ダ・シルバ)が現れる。
オルフェ(左)が立ちふさがると仮面の男(右)は去る。奥はユリディス。
ミラはバビロニアでは昼の女王の役だった。セラフィナ(右奥)は夜の女王の役である。ミラは嫉妬深い女だった。
カーニバルの日がやってくる。写真は名門サンバ・チームのポルテーラ。
ユリディス(右)はセラフィナの代わりに夜の女王の衣装をまとい、顔をベールで隠して、オルフェ(中)と踊る。
カーニバルの会場に仮面の男が再び現れる。以下略。
音楽はアントニオ・カルロス・ジョビン。オルフェが歌うボサノバの名曲「カーニバルの朝(黒いオルフェ)」はルイス・ボンファが作曲した。
黒いオルフェ(映画) Orfeu Negro / Manha de Carnaval - YouTube
抜粋。
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