燻りがっこ

2024年1月中旬の土曜日、埼玉県に住む叔父さんに会って、秋田名物の燻りがっこを分けてもらった。叔父さんの秋田県の親戚が自家栽培の大根を使って伝統的な製法で作っている燻りがっこである。こうした自家製の燻りがっこは各家庭で作り方や味わいが異なる。この家のものは桜の木のチップを使って浅めに燻してあり、生っぽく(つまり沢庵に近く)仕上がっている。食品添加物は使っていない。一般家庭の燻りがっこは12月から1月にかけて作られ、5月の連休頃までに食べきってしまうことが多い。当然ながら、市販のものとは一味も二味も違う。

叔父さんからは毎年燻りがっこを分けてもらっている。昨年秋に収穫した大根は例年よりも出来がよくなく、今年は小振りということだった。
燻りがっこ

燻りがっこにはいろいろな食べ方がある。単純に輪切りにして食べる場合でも薄く切るのと厚く切るのでは食感がだいぶ違う。クラッカーに薄く切った燻りがっことクリームチーズを乗せて食べるのもおいしい。マスカルポーネチーズを使う人もいる。みじん切りにしてピクルス代わりにポテトサラダに加えることもある。少しコリコリして悪くない。

コメント