歩哨

ミルトン・ナシメントのアルバム『歩哨(Sentinela)』(1980年)は長年の愛聴盤。ミルトン・ナシメントはブラジルのシンガー・ソングライター。1942年にブラジル・リオデジャネイロに生まれ、ミナスジェライス州で育った。

Sentinela (1980) by Milton Nascimento
Sentinela (1980) by Milton Nascimento


Side A
  1. O velho - 0:37
  2. Peixinhos do mar - 3:03
  3. Tudo - 3:53
  4. Canção da América - 3:52
  5. Sueño con serpientes - 4:42
  6. Roupa nova - 2:54
  7. Povo da raça Brasil - 0:27
Side B
  1. Sentinela - 7:37
  2. Cantiga (Caicó) - 2:55
  3. Bicho homem - 1:16
  4. Itamarandiba - 3:25
  5. Um cafuné na cabeça, malandro, eu quero até de macaco - 3:40
  6. Peixinhos do mar - 0:22
A面4曲目の「アメリカの歌」ではミルトン・ナシメントのおおらかな歌声が大河のように流れて行く。歌い出しの歌詞は「友情は心の中に7つの鍵をかけて守らなければならない」「アメリカで聞いた歌で誰かがこう歌っていた」「歌っていた者は泣いていた」「立ち去って行く友人の姿を見て」。

同5曲目の「蛇を夢見て」の冒頭にメルセデス・ソーサがブレヒトの詩を朗読し、その後で歌い出す感じもなんともいえずいい。ブレヒトの詩は「1日闘えば良くなる者もあれば 1年闘って良くなる者もある」「何年も闘わざるを得ない者 一生を戦いに費やす者だってある」「これは仕方のないことだ」。

B面1曲目の「歩哨」ではナナ・カイミの歌声が聞こえる。バックバンドにはヴァグネル・ティゾ(アレンジ、キーボード)、ト二ーニョ・オルタ(ギター)、ロベルティーニョ・シルヴァ(ドラムス)、ルイス・アルヴェス(ベース)らが参加している。

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