松島の友人が今年の暮れも松島湾のカキを送ってくれた。相も変わらないが、殻付きは焼きガキ、剥き身はカキフライとカキシチュウで楽しませてもらった。口福。
焼きガキは同封されている「殻付かきの召し上がり方」にしたがって中華鍋で焼く。鍋はだが傷みそうなので底にアルミホイルを敷いた。磯の香りを楽しむなら焼きガキが一番だと思う。
生食用の剥き身は最初の晩はカキフライにした。好みで柚子を搾る。
翌日は生食用の剥き身の残りでカキシチュウを作った。トーストした食パンをちぎってシチュウに浸しながら食べた。パスタにこのシチュウをたっぷりかけてもおいしい。
一緒に送ってくれた湯通し塩蔵のワカメ。ふだん食べている三陸産ほど肉厚ではなく、しなやかで柔らかい。
松島の友人にお礼の電話をしたら、今年のカキも昨年同様あまり良くないような口振りだった。食中毒の心配もしていた。そういう事例が増えているのだろうか。カキは火を通したほうが好きなので、生のカキはここ何年も口にしたことがない。何の心配もなく、ありがたくいただいた。
余計なことだが、カキは家で食べるものよりも料理屋で出てくるものの方が心配だ。料理屋は商売なので、カキに限った話しではないが、ときどき微妙な鮮度のものを出す。カキにはだいぶ前に一度だけあたったことがある。有名な広島料理店で食べたカキ酢が原因だった。7、8名で食べたが無事だったのは1、2名だった。よほど状態の悪いカキだったのだろう。そのカキ酢が柚子釜に盛り付けられていたことまで覚えている。
同封されていた「殻付かきの召し上がり方」(杉原功商店)。昨年まではもっと簡単なコピーだった。
同じく生食用には「松島産生かき」という証明書のようなものが同封されていた。ノロウイルスや放射能などの検査結果が記載されている。これは昨年まではなかったような気がする。
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