嘉手苅林昌 唄と語り

高嶺剛監督による音楽映画『嘉手苅林昌 唄と語り』(1994年)。戦後の沖縄民謡を代表する歌手である嘉手苅林昌(1920~1999年)のドキュメンタリー。嘉手苅林昌が沖縄のあちこちで歌い、その合間に雑談めいた話が入るという、タイトルそのままの作品。英題: Rinsho Kadekaru Song & Talk。写真は道端で歌う嘉手苅林昌。
高嶺剛『嘉手苅林昌 唄と語り』

聞き手の大城美佐子(1936~2021年、右)のリクエストで軍歌の「戦友」を歌う。「これは涙をふいてからでないと」といって歌い出す。本作品中唯一の沖縄民謡ではない歌。
高嶺剛『嘉手苅林昌 唄と語り』

那覇市の牧志第一公設市場での街頭ライブ。大城美佐子(中)、次男の嘉手苅林次(右)とともに「ラッパ節」を歌う。
高嶺剛『嘉手苅林昌 唄と語り』

カチャーシーで盛り上がる見物人を見て、思わず微笑む。
高嶺剛『嘉手苅林昌 唄と語り』

地べたに座って三絃をつま弾きながら歌う。
高嶺剛『嘉手苅林昌 唄と語り』

ずいぶん大雑把な作り方の映画。嘉手苅林昌の歌と人間の魅力を伝えるためにこうした作り方を選択したのだろう。嘉手苅林昌には何ともいえない滋味と色気と面白みがある。


もしもしちょいと林昌さん わたしゃあなたにホーレン草 嘉手苅林昌 唄と語り(1995年) - YouTube
全編。

沖縄民謡/沖縄の歌 嘉手苅林昌、大城美佐子、対談 歌唱「戦友」【三線/琉球民謡/Okinawan music】 - YouTube
大城美佐子とのトークと「戦友」を歌う部分。

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