あの頃、君を追いかけた

ギデンズ・コー（九把刀）監督による台湾映画『あの頃、君を追いかけた』（2011年）。台湾の若手作家ギデンズ・コーの自伝的小説を自ら映画化した青春恋愛映画。主演はクー・チェンドン（柯震東）とミシェル・チェン（陳妍希）。原題: 那些年，我們一起追的女孩、英題: You Are the Apple of My Eye。写真はミシェル・チェン。

1994年、台湾中西部の彰化市。16歳の男子高校生コー･チントン（クー・チェンドン）、通称コートンはいつも悪友たちと下らないイタズラばかりしていた。

友人のシュー･ボーチュン（イエン・ションユー）。あだ名は勃起。

同じくシエ･ミンハ（スティーブン・ハオ）。通称アハ（阿和）。他の悪友は割愛。

台湾の学校では「起立」「気をつけ」「礼」「お早うございます」「着席」をする。黒板の上には蒋介石の写真が掲げられている。

担任教師はコートンの素行の悪さに手を焼き、優等生の女子生徒チアイー（ミシェル・チェン）を目付役としてコートンの後ろの席に座らせる。コートンはチアイーを煩わしいと思う一方、ちょっと可愛いとも感じていた。

ある日、コートンは教科書を忘れたチアイーに自分の教科書をこっそり渡し、身代わりに罰を受ける。

コートンを厳しく叱責する女性英語教師（リー・ウェイウェイ）。こんな綺麗なお姉さんなら自分も叱られたいと思う御仁も多いだろう。

チアイーはかばってくれたお返しにコートンの勉強を見ると申し出る。

コートンは人並みに勉強し始め、成績は次第によくなる。自信家のコートンはチアイーに「テストの成績で負けたほうが坊主かポニーテールにする」と賭けを持ちかける。テストはチアイーが勝ち、コートンは坊主頭にする。だが、チアイー（左）も髪型をポニーテールに変えて現れ、コートンや悪友たちを驚かせる。写真右は友人のフー・チアウェイ（ワンワン）。ワンワンは台湾の人気漫画ブロガー。