気仙沼の秋刀魚と鰹

今日9月23日は御彼岸の中日。「暑さ寒さも彼岸まで」という諺通り、記録的な猛暑からようやく秋めいてきた。そうした朝、今年もまた松島の友人から気仙沼の秋刀魚が届いた。今回は秋刀魚と生鰹たたきのセット。お礼の電話をしたら、「今年は鰹がいいらしいから、鰹たたきも送った」という。毎年ありがたい。早速、夕食でいただく。秋刀魚は塩焼きにし、生鰹たたきは背の方を盛り付けた。

秋刀魚の塩焼き(左上は香りみかん)
気仙沼産の秋刀魚の塩焼き

生鰹たたき(薬味は茗荷谷、大葉、生姜)
気仙沼産の生鰹たたき

家に届いたときに戻って、秋刀魚は発泡スチロールの箱の中で氷水に浸かっていた。氷水に手を入れると数秒で千切れてしまいそうなくらいに痺れる。今年の気仙沼港への初水揚げが9月15日、今回は9月22日の出荷だから、はしりものだ。わが家では初秋刀魚。

生鰹たたきは背と腹に分けて真空パックされ、砕いた氷に埋もれていた。たたきのタレの小瓶も付いている。

どちらも気仙沼の阿部長商店のもの。秋刀魚は充分なサイズの水揚げを待って出荷するそうだ。

近くのスーパーマーケットの地元野菜売り場で香りみかんという名前の青い小粒の柑橘類を見かけた。ユズやカボスよりも皮が薄い。カボス代わりになるという説明があった。香酸柑橘の一種なのだろうか。今夜の秋刀魚塩焼きにはこの香りみかんを添えた。

秋刀魚も鰹も申し分のない鮮度だった。秋刀魚はやはり塩焼きに限ると改めて思い(毎年同じことを思う)、生鰹たたきは皮が香ばしかった。日頃は夕食にご飯は食べないが、今夜はせっかくなので岩手県産の銀河のしずくを炊いた。

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