シアン・ヘダー監督による米仏加合作映画『コーダ あいのうた』(2021年)。フランス映画『エール!』(2014年)のリメイク作品。聴覚障がい者の両親と兄を家族に持つ少女が歌うことを志す青春映画。原題: CODA。“CODA”は“Children of Deaf Adults”(聴覚障がい者の親を持つ健聴者の子ども)の略。
マサチューセッツ州の港町グロスター。高校に通う女の子ルビー・ロッシ(エミリア・ジョーンズ、右)の家は4人家族。漁師の父フランク(トロイ・コッツァー、中)、母ジャッキー(マーリー・マトリン、次の写真の右)、兄レオ(ダニエル・デュラント、左)はすべて聴覚障がい者で健聴者はルビーだけだった。ルビーは幼いころから家族の通訳の役割を担っていた。
例えば、ルビーは病院に行く両親に付き添い、医者との間で通訳をする。
ルビーは歌うことが好きだった。高校の合唱部に入り、マイルズ(フェルディア・ウォルシュ=ピーロ、左)というボーイフレンドもできた。ルビーの才能を認めた音楽教師ベルナルド・ヴィラロボス(エウヘニオ・デルベス、中)はボストンの音楽大学への進学を勧め、個人的な指導を申し出る。
ルビーは家族に対するサポートと歌のレッスンの板挟みになる。
ルビーは家族の勧めで音楽大学のオーディションを受ける。会場で隠れ見ている家族のために手話を交えながら、ジョニ・ミッチェルの『青春の光と影(
Both Sides, Now)』を歌う。
コメディタッチの作品。脚本の40%は手話からなる。主人公の両親と兄は聴覚障がい者の俳優がキャスティングされている。
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🎶 both sides now - by emilia jones- coda - YouTube
音楽大学のオーディションで『青春の光と影』を歌うルビー。
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