南の島のフリムン

お笑い芸人のゴリの監督・主演による吉本興業・角川映画『南の島のフリムン』(2009年)。沖縄・コザに暮らすしょうもない青年を主人公としたラブコメディ。「フリムン」は沖縄方言で「バカ者」。英題: Furimun's Paradise。写真は主人公の栄昇(左上)と隣の一家の食事風景。
映画 - 南の島のフリムン

基地の街コザ(沖縄市)。
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養豚場で働く栄昇(ゴリ)は30歳にもなってバカなことばかりしている独身男。写真は左から隣家の主人マサル(照屋政雄)、栄昇、友人ヒトシ(諸見里大介)。照屋政雄はもともと沖縄民謡歌手なのだが、役者としても出番が多い。
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栄昇の両親は既に亡く、隣家の夫婦は一人暮らす栄昇を親代わりのつもりで気にかけていた。この日の夕食も一緒。左からマサル、妻トモコ(福田加奈子)、息子ツヨシ(松本参士郎)。
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栄昇(手前)と隣家の娘りみ(AKINA、奥)は幼なじみ。勝気なりみは何かというと栄昇を張り倒す。だが、栄昇には密かに好意をもっていた。
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栄昇はポールバーでアメリカ人ダンサーのオレンジ(レイラ)に一目惚れする。
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乱暴者の米兵マックス(ボビー・オロゴン)もオレンジがお気に入りだった。マックスは邪魔立てする栄昇たちに怒り、ヒトシを病院送りにする。
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ポールバーの女主人(吉田妙子)の仲裁で、栄昇とマックスはオレンジを賭けて1カ月後に決闘することになる。吉田妙子は沖縄芝居の重鎮。NHKの朝ドラ『ちむどんどん』では石川家の曾祖母石川ウシ役で存在感を示した。
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栄昇は伝説の空手名人でマサルの師でもある金城先生(平良とみ、左)の特訓を受ける。
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マックスとの決闘の日。場所は安慶名(うるま市)の闘牛場。
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栄昇のセコンド。左からりみ、マサル、ヒトシ、金城先生。
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栄昇の応援団。左からツヨシ、トモコ、ヒトシの母(田仲洋子)。猛烈な妻トモコを演じた福田加奈子は沖縄芝居の役者。2018年に亡くなった。
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戦い終わった栄昇はりみに「帰ったらまたマッサージして」と頼む。りみ「オレンジにやってもらえばいいさ」、栄昇「俺はりみがいいのに」、りみ「私がやったら痛いよ」、栄昇「それがいい」。
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一言でいうとくだらない映画。本当にくだらない。冒頭のエピソードなど下品過ぎて口にできない。他人に薦めるのは憚られる。だが、この作品に流れるナチュラルな沖縄感は気に入っている。


ガレッジセール ゴリ監督作 『南の島のフリムン』 ― 予告編 - YouTube

Rimi Natsukawa - ウンジュの原点(ふるさと)- - YouTube
夏川りみの歌う主題歌『ウンジュの原点(ふるさと)』。ゴリ作詞、玉城千春作曲。夏川りみは占い師役で友情出演もしている。

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