スタンリー・キューブリック監督による米英合作映画『フルメタル・ジャケット』(1987年)。ベトナム戦争時の米海兵隊を題材にした戦争映画。フルメタル・ジャケットは被覆鋼弾あるいは完全被甲弾(弾心の鉛を真鍮などの金属で覆った弾丸、貫通性が高い)のこと。原題: Full Metal Jacket。写真は主人公のジョーカー。
前編。時はベトナム戦争下。場所はサウスカロライナ州パリス・アイランドにある海兵隊の新兵訓練基地。
鬼教官ハートマン先任軍曹(ロナルド・リー・アーメイ、右)は機関銃のように絶え間なく叱責し、容赦なく体罰を加え、徹底的に新兵を鍛える。
ジョーカー(マシュー・モディーン、左)。皮肉屋だが上司に言い返す度胸もある。その後、ハートマン(右)に「ジョーカーは脳なしだが根性がある。海兵向きだ」と班長を命じられる。
新兵たちは8週間の訓練を受ける。
落ちこぼれだったレナード(ヴィンセント・ドノフリオ、右から2人目)。ハートマン軍曹から目を付けられ、連帯責任を課せられた同期からも制裁を受ける。だが、最終的に射撃で高い評価を得る。その一方、過酷な訓練で精神に変調をきたす。
高校で新聞部だったジョーカー(右から2人目)は報道部員になる。ここでも生意気な口をきき、上司の不興を買う。
ジョーカー(中)は前線の任務でブートキャンプで同期だったカウボーイ(アーリス・ハワード、右)と再会する。テキサス州出身のカウボーイとは気の合う仲だった。ジョーカーはカウボーイの所属する小隊に同行する。
カウボーイ(左端)らの小隊はフエ市街で敵の待ち伏せを受ける。小隊には犠牲者が出る。ジョーカー(右端)たちは敵の狙撃兵への攻撃を仕掛ける。
敵の狙撃兵は少女だった。瀕死の少女はジョーカーたちに「あたしを… 撃って」ととどめを刺すように頼む。
後編。訓練を終えた新兵たちは配属先が決まり、ベトナムに向かう。
鬼教官を演じたロナルド・リー・アーメイは元海兵隊員。ベトナム戦争への従軍や実際に指導官を務めた経験がある。
Full Metal Jacket | 4K Trailer | Warner Bros. Entertainment - YouTube
予告編。字幕なし。
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