かつて御茶ノ水駅前に黒岩スリッパ店というスリッパ専門店があった。都内在住の叔父さん叔母さん夫婦(その子どもが従姉妹のジュンコちゃんやノリコちゃんである)に教わって、長らくこの店のスリッパを愛用した。職人が丁寧に作るので一般のスリッパよりも割高だったが、デザインは洒落ているし、品質の高さは歴然としていた。なかでも夏場にサービス品として作っていた、爪先の開いたサンダル型のコットンのスリッパが軽くて柔らかくさっぱりした履き心地で気に入っていた。汚れたら洗濯機で洗えるのもよかった。
残念ながら、黒岩スリッパ店は2009年に閉業した。ネットで検索すると黒岩スリッパ店を懐かしむ声は多い。その後はあちこちのスリッパを渡り歩いてきた。
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