2013年10月上旬の石垣島旅行の3日目。この日も天気がいい。前日の与那国島に続き、日帰りで波照間島に行くことにする。写真は波照間島の沖合。天気は快晴、波は穏やか。この航路は波が荒く欠航が多いそうだ。今回は運よく快適な船旅だった。この海の青さは「ハテルマブルー」というらしい。
スタート地点の石垣港には大きなクルーズ船が停泊していた。台湾からのツアー客を乗せた船か。離島ターミナルから安栄観光の高速船に乗る。石垣島8時30分発、波照間島9時50分着。所要時間1時間20分。
オアケアカハチの生誕記念碑。オアケアカハチは15世紀末の八重山の豪族で琉球王府に反旗を翻して敗死した。
波照間空港。定期便の運行は2011年で終了した。
南東部にある高那崎。琉球石灰岩が侵食された海岸線が1kmほど続く。いつまでもいたくなるような場所だった。
これも高那崎。泡立つ海の色が変化する。
高那崎にある日本最南端之碑。波照間島では12月から6月まで日本で唯一南十字星が見える。近くには天体観測施設がある。
日本全国の石を集めた「蛇の道」というモニュメントがあった。
高那崎に群生していたグンバイヒルガオ(軍配昼顔)。
ニシ浜。漢字だと北浜。天国的なビーチ。この日は誰もいなかった。写真では見えないが、右隣に大きな製糖工場が建設中だった。モナリザの頬に刀傷を付けるような工事だが、島の主要産業であるサトウキビ栽培を支えるためには止むを得ないのだろう。
民宿みのる荘で昼食。波照間島で作られている「泡波」の一升瓶が並んでいる。島外への出荷が少ない幻の泡盛だが、島の共同売店では小瓶が買えた。その後、波照間港から再び安栄観光の高速船に乗る。波照間島13時10分発、石垣島14時25分着。写真右手は船から見る波照間島。
石垣島の隣にある西表島が見えてきた。この船は西表島の大原港を経由する。
波照間島の海はこれまでに見た日本の海で最も美しいと思った。それに島全体にゆっくりした時間が流れているように感じる。長逗留したい場所だった。
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