半白きゅうり

6月になって、いよいよ夏野菜がおいしくなってきた。夏になると毎日きゅうりをぬか漬けにし、夕食には枝豆をゆでる。露地栽培のトマトもハウス栽培のものとは味が違う。茄子と茗荷の味噌汁も夏ならではだ。

馬込半白きゅうりのぬか漬け
半白きゅうり

この頃は近隣のJA直売所などに地元産の新鮮な夏野菜を買いに行く。先日、江戸東京野菜の馬込半白きゅうりを見かけたので早速購入した。皮が緑色のところと白色のところがあり、グラデーションがかかっている。半白というが大半は白色。緑色の部分は歯切れがよく、白色は柔らかめと食感も少し違いがある。日持ちがよくないせいか、一般の八百屋やスーパーマーケットではあまり見ない。

JA直売所で購入した馬込半白きゅうり
半白きゅうり

半白きゅうりはぬか漬けに向く。まず味がいい。それに太めで皮がしっかりしていて実も緻密なのでゆっくり漬かる。細めで皮が薄く水っぽいきゅうりは早く漬かる。食べる人の好みにもよるが夏場なら3時間くらいだろう。漬かり具合の見極めが難しい。その点、半白きゅうりは朝にぬか床に入れれば夕食に、夜にぬか床に入れれば朝食にまあまあタイミングを外さない。その日の気温なども関係するので毎回ちょうどいいとはいえないが、これは仕方ないだろう。きゅうりの出来やお天気具合も味のうちと考えることにしている。

家で作るぬか漬けは食事の時間から逆算して野菜をぬか床に入れ、好みの浸かり具合になった頃に取り出して食卓に並べる。飲食店で食べるぬか漬けは漬かり具合がまちまちだったり、かなり前にぬか床から取り出したものだったりする。大したぬか漬けを作っている訳ではないが、家のぬか漬けのほうが安心感がある。


馬込半白胡瓜 - Wikipedia

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