風の丘を越えて/西便制

イム・グォンテク監督による韓国映画『風の丘を越えて/西便制』(1993年)。パンソリの旅芸人一家の物語。パンソリは韓国や北朝鮮の伝統的な民俗芸能で西便制はその流派。写真は雪の中を歩くユボン(前)とソンファ(後ろ)。原題『서편제(西便制)』、英題: Seopyeonje
西便制

1960年代初めの韓国全羅南道。ドンホ(キム・ギュチョル)という若い男が生き別れた養父ユボンと義姉ソンファを探していた。
西便制

時は朝鮮戦争の頃に遡る。姉ソンファ(右手前)と弟ドンホ(右奥)はともに孤児だった。旅芸人の養父ユボン(キム・ミョンゴン、左)のもと、二人はパンソリの修行をしながら、旅回りの日々を送る。
西便制

ユボンはソンファとドンホに廃れてゆくパンソリを厳しく教えた。三人の暮らしは貧しく、養父に反発したドンホ(手前、奥はソンファ)はユボンのもとを去る。
西便制

ユボン(左)は残ったソンファ(オ・ジョンヘ、右)にパンソリの真髄である「恨」を伝えようとする。
西便制

その後、薬の仲買人になったドンホは養父と姉のことが忘れられず、二人の消息を追う。養父は既に亡く、ソンファは失明しながらも一人でパンソリを極めようとしていた。


'Sopyonje 서편제 西便制' (1993) ☆ Korean/English Trailer(한글/영어 예고편) directed by Im Kwon Taek 임권택 감독 林權澤 監督 - YouTube
予告編。英語字幕。

『風の丘を越えて/西便制(1993韓国)』より「3人のパンソリ」 - YouTube

『風の丘を越えて/西便制(1993韓国)』より「義父と盲目になった義姉の旅」 - YouTube

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