2023年4月29日(土)に神奈川県平塚市と大磯町に跨る高麗山と湘南平に登る。低山ハイキングの会。今回の参加者5名。東海道本線の大磯駅に9時半に集合。朝は晴れているが、夜半に雨に変わるらしい。写真は湘南平から望む相模湾。
大磯駅前の観光案内所でハイキングマップをもらう。大磯駅前から徒歩で平塚方面に行くと高来神社(たかくじんじゃ)に出る。途中には旧東海道松並木が残る。高来神社はかつて高麗権現社と称した。拝殿の右手から登り始める。
少し登ると男坂と女坂の分岐が現れる。観光案内所では滑落事故があった男坂ではなく女坂を勧められた。アドバイスに従って女坂を登る。
高麗山(こまやま)山頂。標高167m。高来神社上宮造営所の跡がある。高麗という地名は奈良時代に高句麗からの渡来人が住んだことによるともいわれる。
高麗山から八俵山(はっぴょうやま、やたわらやま)などを経て湘南平方面に続く尾根道を歩く。あちこちに草花が咲いている。少し強めの風が心地よい。
浅間山(せんげんやま)山頂。標高181m。なだらかな昇り降りが続くので、どこがピークなのか標識を見ないとはっきりしない。
湘南平は標高180メートルの高台。行楽客が多い。展望台からテレビ塔方面を見る。
湘南平からは富士山が見える。このときは雲がかかってやや不鮮明。反対側に回り、相模湾を眺めながら昼食をとる(一番上の写真)。
湘南平から大磯駅方面に山道を降りる。
東海道本線の下をくぐり、海側にある大磯小学校の前に出る。近くの旧島崎藤村邸を見学。三間だけの質素な平屋建て。藤村は1943年8月にこの居間兼寝室で亡くなる。最期の言葉は「涼しい風だね」。いかにも詩人らしい。
国道1号線を二宮方面に歩き、旧吉田茂邸を見学。当時の邸宅は2009年に焼失し、現在の建物はその後復元したもの。写真は銀の間(寝室兼書斎)の書斎側。
同じく銀の間の寝室側。吉田茂は1867年10月にここに置かれたベッドで亡くなった。最期の言葉は死去前日の「富士山が見たい」。
旧吉田茂邸から路線バスで平塚駅まで移動。バスを乗り換えて、湯乃蔵ガーデンの温泉で汗を流す。
再び平塚駅に戻り、17時から駅近くの「紅谷町パラダイス」で反省会。禁酒のことはひとまず忘れる。一杯目のサッポロビールの生がとてもうまい。19時半に散会。
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