李安(アン・リー)監督による台湾・アメリカ合作映画『恋人たちの食卓』(1994年)。主人公の老チュは外省人でホテルの元料理長。妻を早くに亡くし、男手一つで3人の娘を育てた。原題『飲食男女』、英題: Eat Drink Man Woman。
老チュの住む家。国立台湾師範大学の近くにある改装された日本家屋。この辺りは古くからの街で風情がある。
老チュ(ラン・シャン)。圓山大飯店と思われる名門ホテルの元料理長。半分引退しているが、ときどき古巣に呼び出される。家には老チュが蒋介石や李登輝と一緒に写る写真もある。
3人の娘は毎週日曜の夜に実家に集まり、父の用意した夕食をともにする。右から、長女で高校教師のチアジェン(ヤン・クイメイ)、次女で航空会社勤務のチアチエン(ウー・チェンリン)、三女で大学生のチアニン(ワン・ユーウェン)。
『推手』(1991年)、『ウェディング・バンケット』(1993年)に続く父親三部作の3作目。この中では『推手』が一番出来がいいと思う。前の2作が米国という舞台設定なのに対し、『恋人たちの食卓』は台北。見ていて楽しい。
恋人たちの食卓 1994アン・リー(李安) - YouTube
映画のオープニングの部分。中国料理の妙技が楽しめる。
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