向田邦子 暮しの楽しみ

向田邦子、向田和子『向田邦子 暮しの楽しみ』(新潮社、2003年)。とんぼの本。向田和子は邦子の妹。帯の宣伝文句を引用すると、「手軽でおいしい料理、大好きな猫との生活、食いしん坊ならではの器えらび、寸暇を惜しんで出かけた旅」。東京美術倶楽部の歳末売立てに骨董品を買いに行く情景を描いたエッセイ「負けいくさ」が秀逸。向田邦子は料理、家事、書画や骨董の目利き、旅、写真などすべてが優れているように思う。
向田邦子 暮しの楽しみ

この本の「向田邦子が選んだ食いしん坊に贈る100冊」という食いものや料理に関する本のリストが面白い。一般的な小説もある。このリストは以下のブログに転載されている。

向田邦子が選んだ食いしん坊に贈る100冊 : 弛む朝、緩む夕


向田邦子、向田和子 『向田邦子 暮しの愉しみ』 | 新潮社

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