ふきのとう味噌

東北の実家の庭にはふきが自生している。毎年雪が消えたら、ふきのとう味噌を作る。手順はいつも同じではないが、以下のように作ることが多い。ささがきごぼうを加えてもおいしい。
  1. フライパン(鍋でもOK)を極弱火にかけ、サラダ油を入れる。油は多めでよい。ごま油を好む人もある。
  2. ふきのとうを洗って、粗みじん切りにする。すぐに切り口から黒ずんでいくので、切るはしからフライパンに入れ、油で炒める。火加減は弱火から中火。
  3. ふきのとうがしんなりしたら、味噌を酒かみりんでゆるめ、フライパンに加えて、練り合わせる。
  4. 味を見ながら、味噌、酒、みりん、砂糖を加え、好みの味に仕上げる。
  5. 頃合いまで練りあがったら、火を止める。冷めると固まってくるので、少しゆるいくらいで火を止める。
晩酌の肴にも好適。これは下ゆで、ごぼう入り。
ふきのとう味噌

ふきのとうを下ゆでする人も多い。下ゆでした後、水に晒してアクを抜き、よく搾って、みじん切りにする。下ゆでしないほうが特有の苦味がより楽しめる。ただ、たくさんのふきのとうで作るときは、下ゆでしたほうがみじん切りの手間が早く、火も均等に入れやすい。

今回はザル一杯のふきのとうで作る。下ゆで方式にして、ささがきごぼうも入れた。
ふきのとう

今回の手順は、ふきのとう300gを下ゆでし、水に晒し、水分を絞って刻む。中くらいの太さのごぼう1/2本をささがけにして、水に晒す。味噌大さじ12、みりん大さじ6、砂糖大さじ1を混ぜておく。フライパンに油をひき、ごぼうを炒め、ふきのとうを加える。味噌などの調味料を加え、へらで練り合わせながら、煮詰めていく。味を整え、頃合いの固さになったら、火を止める。下の写真は少し冷ましたところ。
ふきのとう味噌

コメント