鼎王麻辣鍋と饒河街夜市

2019年9月に台湾に行ったとき、夕食に台北市のMRT南京三民駅近くの鼎王麻辣鍋の光復店で火鍋を囲んだ。人気店なので予約して行った。台中の屋台から始まったそうだが、オーセンティックな内装の立派な店だった。「十分と九份」の続き。

鍋は店名の由来でもある三本足の分厚い鋳物製。2種類のスープのおしどり鍋を頼む。赤い麻辣スープと白い酸菜スープが半分ずつ入っていて、クコの実や棗などが浮いている。滷鴨血(鴨の血を固めたコンニャク状の食材)と滷豆腐(煮込み豆腐)は最初から入っている。スープと同様、無料で追加できる。スープはどちらも濃厚。特に赤い麻辣スープがうまい。

具材は台湾産の豚肉、野菜、練り物、湯葉などを注文した。水蓮という初めて食べる野菜がおいしかった。メニューに一番大きくA5の和牛が載っている。お薦めらしいが台湾で和牛を頼むのもどうかと思って注文しなかった。つけだれは自分の好みで調合する。酒の種類は多くない。台湾ビールと台湾で作っている玉泉という日本酒の燗酒を頼んだ。台湾の日本酒は結構いける。日本人は鍋を囲みながらダラダラと酒を飲む。台湾人や中国人の客は酒などはあまり頼まず、火鍋に専心している。具材も薄切りの牛肉がきれいに並べられた大皿だけという客が目についた。2時間の時間制限があったが、きっちりと適用されているようではなかった。会計を頼むとウェイターが「残りを持ち帰るか」と聞きに来る。「不要」と答えて、店を出た。

腹ごなしに、少し歩いた先にある饒河街観光夜市を見物した。
饒河街観光夜市

夜市の入り口の手前に松山慈祐宮がある。参拝してから、夜市に入った。
松山慈祐宮

夕食の後なので、夜市の入り口近くの福州世祖胡椒餅で行列に並んで名物の胡椒餅を1個買っただけだった。写真は2019年12月の再訪時。
福州世祖胡椒餅

一本道の夜市を抜けたところでタクシーを拾って、ホテルに戻った。

「無老鍋」に続く。


鼎王麻辣鍋
食事のときの写真が見あたらないので、公式サイトの写真を借用。もちろん、料理はこんなには頼まなかった。
鼎王麻辣鍋

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