カビリアの夜

フェデリコ・フェリーニ監督によるイタリア映画『カビリアの夜』(1957年)。娼婦のカビリア(ジュリエッタ・マシーナ)は貧しい境遇だが明るく純真な心の持ち主。男運に恵まれないカビリアだったが、ある日、素敵な男性にめぐり会う。ジュリエッタ・マシーナはこの作品でカンヌ国際映画祭の女優賞を受賞した。原題: Le Notti di Cabiria、英題: Nights of Cabiria

主人公のカビリア(ジュリエッタ・マシーナ)
Cabiria

フェリーニ監督の代表作『道』(1954年)と同じような路線の作品。ジュリエッタ・マシーナが女芸人を演じた『道』のほうが有名だが、『カビリアの夜』を好む人も多い。いずれにしても、ジュリエッタ・マシーナが出ていないフェリーニ作品は、三船敏郎や志村喬のいない黒澤明の映画のようなもので、ちょっと値打ちが下がるように思えてしまう。


『カビリアの夜』 LE NOTTE DI CABIRIA - YouTube
冒頭のシーン。男にバッグを奪われて川に突き落とされ、子どもたちに助けされる。

File:Cabiria.png - Wikipedia

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