気仙沼の夜

2023年1月中旬、三陸1泊2日旅行の2回目。夜の気仙沼に松島の友人と繰り出す。風が冷たい。気仙沼市役所前の通りを気仙沼漁港方面に歩く。東日本大震災のときは写真右側の建物の1階まで津波が押し寄せ、写真左奥の市役所は難を逃れた。
漁港近くの居酒屋「ぴんぽん」のカウンター席に座る。珍しいものがいろいろある。繁盛店だが、コロナ禍で客足が遠退いたと店の人が嘆いていた。

チン刺し、タナゴ刺し、ホヤ刺し、本マグロのカマ焼き、メカジキのカマ焼き、コワダ煮、イカ塩辛を頼む。サヨリ骨揚げがサービスで出た。生ビール中を1杯と、気仙沼の地酒の両國2合徳利を燗で3本飲む。日本酒は燗がデフォルトなのが東北らしい。酒も魚もうまい。

写真はチン刺しとサヨリ骨揚げ。チン刺しはマグロの心臓の弁。初めて食べる。酢味噌とわさび醤油で味わいが変わるそうで、両方での食べ比べを勧められた。
気仙沼の居酒屋ぴんぽん

写真は左側から本マグロのカマ焼き、チン刺し、ホヤ刺し、サヨリ骨揚げ。カマ焼きの皿のビーフジャーキーのようなものは薄くスライスした血合い。血合いを焼いて食べるのは初めて。生臭みは皆無。
タナゴ刺しも初めて。もっちりとしている。隣席の大常連とおぼしき老人の肴はウインナーソーセージ炒め。食べやすいように細かく切られていた。
コワダ煮。マグロの胃袋の醤油煮。これも初めて。

イカ塩辛。肝が濃厚。今夜は魚介だけで満腹。呑み過ぎた。
勘定は一人3,400円。驚くほど安い。写真はカウンターの上の置物。

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